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脱就職!私が就職をせず在宅ワークを選んだ理由


Job-Hubに登録されている方は約8~9割が会社勤務の経験があります。結婚や出産を機に退職されて、自分に合った時間で働く為に登録される方や、会社員時代のスキルやキャリアを活かしてフリーランスでお仕事をする為に登録される方がほとんどです。
今回は、大学を一昨年卒業し、いわゆる一般的な「大学卒業⇒就職」という形式をとらず、個人事業主として、在宅ワークという道を選択されたmtmtolさんにインタビューしてきました。

パソコンで行う内職があると知って興味を持ちました

―就職をせずに在宅ワークという働き方を選んだのは何かきっかけがありましたか?
きっかけは特にありません。大学を休学していた時期があり、復学してからは、取得単位や卒論でいっぱいいっぱいで、就活は卒業してからと考えていました。卒業してから2か月くらいたって、そろそろ仕事についても考えなきゃなぁと思っている時にパソコンでの内職を見つけて始めました。
はじめはライティングのお仕事だったと思います。2、3か月経った頃、父に松山市が行っている在宅ワーク支援を教えてもらい、Job-Hubを知りました。
―お父様の後押しもあったんですね?
父は、自宅のパソコンで私が少しずつ在宅ワークを始めていた事を知っていたので「松山市がこういうことしているよ」と教えてくれました。在宅ワークを薦めてくれたというよりは、私のやりたいことを応援してくれる両親だと思います。
―お友達は驚かなかったですか?
家族や友人は「そういうのあるんだね」「パソコン得意だしね」という反応でした。驚きはしてなかったですね。
家族や友人以外だと在宅ワークと聞いただけではよく分からないし、あまりいい顔をしない人が多いので、私の周りの人はかなり理解があるかなと思います。
―在宅ワークという働き方はすんなり取り入れられましたか?
そうですね。内職って言うと手作業で行う単純作業だったり、細かい作業で手先が器用な人しかできないイメージだったんです。でも、パソコンで行う仕事もあることを知って、とても興味を持ちました。私なりに、自然な流れで在宅ワークに就いたという感じですね。

ビジネスメールについてはきちんと調べて失礼のないように気をつけています。

―社会人経験がない事で、なにか困ったりしたことはありますか?また、気をつけている事などありますか
お仕事を受託する時や納品する時のメールや電話対応ですね。社会経験がないので、ビジネスメールについてはきちんと調べて、失礼のないように気をつけています。メールについては、自分で調べながら書いたり、添削することができます。
しかし時々、お仕事の説明を電話でレクチャー受ける事があるのですが、電話だとその瞬間に返事をしなければならないので、この時が一番緊張します。 クライアントさんに失礼がないように話しができるか、というのは今でも心配です。

また案件によって作業にかかる時間が全く違うので、初めて行う作業は特に早めに取り掛かるようにしています。その上でなにか分からないことがあったり、気になることは、できるだけ早めにクライアントさんに聞くようにしています。わからないことをわからないままに作業しないように。ということは心がけていますね。

余談になりますが、社会人経験がないという点で言うと、友達が職場での人間関係の話とかをすると、イメージができなくて、少し気おくれしてしまったり、ちょっと寂しく感じることはあります。

―お仕事をされていて、これまでにヒヤッとしたことはありますか
はい。お仕事は内容的に似ている案件が続いたり、重なったりすることがあるので、納品日の思い違いがあった事があります。実際に思い違いで納品に間に合わなかったことはないのですが、スケジュール帳を見て勘違いに気づいたときはヒヤッとしました。
最初は100均で買ったホワイトボードに案件名(お仕事の名前)と納品日などを書いてたんですけど、スケジュールが重なったりすると分かりにくいので、スケジュール帳と併用して(お仕事の納品などの)管理をしています。
ただ、来年からは卓上カレンダーに変更する予定です。しょっちゅうスケジュール帳を開くより、常に目についている方がいいなと思いました。

私自身は結構ひきこもりなので、連れ出してくれて感謝しています。

―リフレッシュやストレス発散方法があったら教えてください
家族ととても仲が良いので、毎日の会話や母と買い物に出かけたり、カフェでお茶することがリフレッシュになっています。また、友達と美味しいものを食べたり、旅行することもストレス発散になっています。

友達とワイワイ行った福岡旅行

―旅行お好きなんですね。計画はご自身で立てられるんですか?

旅行の提案をしてくれるのは友達なんです。私自身は結構ひきこもりなので、連れ出してくれて感謝しています。(笑)
京都旅行は友達と「美味しい物食べたいね」と言っていたので、京都で美味しいもの食べるとなれば、早いうちに予約しなくちゃいけないので、友達と何度も「京都旅行計画会議」を開いてました。家で計画して、それを100均のホワイトボードに書き出して、携帯で写真に撮ったものを私がワードで計画書にする、みたいな感じでした。
昨年は福岡に旅行に行ったんですけど、もともとスペースワールドに行こうと言っていたので、スペースワールド以外は福岡に行く船の中で話し合って決めるくらいのアバウトな旅行でした。旅行の計画の仕方は、相手に合わせるタイプですね。(笑)
―100均のホワイトボードが大活躍してますね(笑)

働き方に悩んだ人にこそ在宅ワークはおすすめかなと思います。

―さて、mtmtolさんが、今のご自身の働き方を人に勧めるとしたら、どういう風に伝えたいですか?
働き方については、人それぞれだと思いますが・・・。
私と同じように大学卒業に時間がかかったり、働き方に悩んだ人にこそ在宅ワークはおすすめかなと思います。最近は、新卒で入社したところをすぐに辞めて転職する人が多いと聞いたことがあります。私の行っていた大学の先生が、「就職して定年まで働くと考えたら、結婚と同じくらい、長い期間その会社と付き合っていくことになる。みんな、結婚相手はじっくり考えるのだから、就職する会社もじっくり考えていくといいよ。」ということを言っていました。その考え方にすごく共感して、私も自分が「長く続けて行ける仕事」って、何だろうって悩みました。在宅ワークは自分の作業する仕事を受託するかどうか、全て自分が決めます。苦手な分野より、自分の得意な分野の仕事を受託することができるし。クライアントの方とのメールや説明会はありますが、仕事をする時はずっと1人なので、仕事場での人間関係に悩むことはありません。そういう利点を考えて、自分には向いてるな、続けていけるな、と感じました。
私が、いいなと思った働き方が、みんなに当てはまるわけではないと思います。それぞれの働き方があるので、私と似た考えや、悩みを持っている人は、在宅ワークという選択肢も候補にいれてほしいです。

―メリットとデメリットの両方があると思いますが、mtmtolさんにとってはメリットの方が多かったということですね。
そうですね。どの仕事にもメリットとデメリットがあって、そのメリットとデメリットも人によって違うと思うんです。私にとって在宅ワークはメリットが多かったということですね。
得意な分野を活かせたり、職場での人間関係に悩むことがないということの他に、お仕事を紹介してくれる段階で納期がだいたい決まっていて、スケジュールを考えやすいということがあります。私はかなり精神的に浮き沈みが激しいので、自分のコンディションを見て仕事を入れる事ができるのは、大きなメリットだと思っています。

パソコンでの在宅の仕事は年々増加傾向ですし、mtmtolさんの得意分野を活かして活躍の場を広げていってくださいね。
本日はお忙しい所インタビューにお付き合いいただきありがとうございました。

~取材後記~
企業へ就職をせず、いきなりフリーランスから始めるあたりがイマドキの方なのかと、会うまではドキドキしていましたが、趣味やリフレッシュの話になると、美味しいものを食べに行ったり、旅行をしたりと、笑顔でお話してくださいました。
「就職=どこかの企業へ入社」、ということばかりではないですよね。ビジネスマナーなども、本やインターネットで調べたりすることができる時代です。
雇用だけが働く事という固定したイメージを持つのではなく、もっと幅広い考えを持つことが「柔軟な働き方」を実現できるのかと思います。
そう言った意味で、在宅ワークも「はたらく事」のベーシックな選択肢の一つに入ればいいなと感じました。