How to Work 働き方のヒント New Articles Team JOB HUB コラム

【イベントレポート】「はたらく」を考える~人生100年時代の働き方~


以前Job-Hubマガジンでもご紹介させていただきましたが、10月10日(水)19:00~、JOB HUB SQUARE パソナ名古屋にて(株)Job-Hubの(株)パソナテックからの分社独立記念イベントを開催、(株)働きごこち研究所 代表取締役の藤野貴教さん、(株)エイチ&リレーションズ ジャパン 代表取締役の西田敬一さん、(株)日立ソリューションズ ライフスタイルイノベーション本部 働き方改革エバンジェリストの伊藤直子さんをお迎えしパネルディスカッションにてお話しいただきました。
おかげさまで60名もの方がご参集くださり、雨だった外のお天気を忘れさせるような、大変な盛り上がりになりました!

そのイベントの一部を、ダイジェストでご紹介いたします。

パネラーの皆様のご紹介

まずはご登壇いただいたパネラーみなさんの自己紹介から始まりました。

(株)エイチ&リレーションズ ジャパン 代表取締役の西田敬一さん。


「自分の小さな「箱」から脱出する方法」の公式ファシリテーターの西田さん。
「組織の中での人間関係が、そのまま会社の経営状況にも反映されるのがわかって。それを改善していきたいなと思って活動しています。」

(株)日立ソリューションズ ライフスタイルイノベーション本部 働き方改革エバンジェリストの伊藤直子さん

現在会社員として会社の中で働き方改革を推進されている伊藤さん。
週半分を東京と名古屋を行き来して仕事し、名古屋にいるときにはほぼ自宅でテレワークしているとのこと。
「今日の私の立ち位置は、自由な働き方をしているお二人に対照的な会社員、ということだと思ってスーツを着てきました(笑)」

(株)働きごこち研究所 代表取締役の藤野貴教さん

著書の「2020年人工知能時代、僕たちの幸せな働き方」が人気で、メディア出演も多い藤野さん。テクノロジーの進化する中での働き方を変えるアドバイザリーや研修講師をされています。「今日はふじのん(藤野さんの愛称)に会いに来ました」という熱心なファンも!

「はたらく」を考える

そして、今回のテーマである「はたらき」方について、まずは会場の皆さんで、それぞれのお仕事について参加されている方のお隣同士でお話ししていただきました。今回ご来場いただいている方のバックグラウンドはさまざま。まずは自己紹介から、そしてそれぞれのお仕事についてお話しいただきましたが、5分という短い時間では全く収まらなかった様子でした。

「面白いお仕事をしている人」とディスカッションしたお隣の方を他己紹介していた中では、地方自治体の職員でありながら、5つもの団体を掛け持ちして運営している方、フリーランスの方、現在企業に勤めつつも何か始めたいと思っている方、と様々な立場の方がいらっしゃいました。

「今の仕事が楽しい人!」「今の職場が好きな人!」という会場での挙手アンケートでは過半数の手が上がるなど仕事については肯定的な意見の多い中、何か解決したい問題があってこのイベントに参加されている、意識の高い方が多いように見受けられました。

そんな中、「愛知県で本当に働き方改革は進むのか疑問だ」という藤野さん。

「もともとが製造業が多い地域で、製造現場では枯れ雑巾を絞るくらいの節約と効率化を図っている。しかし、オフィスワーカーの現場ではまだまだこれから。」というご意見が。これには会場からも大きなうなずきがあり、みなさま、納得感があったようです。

人生を変えたエピソード

今回このイベントでモデレーターを務めた(株)Job-Hubのエグゼクティブフェロー 粟生万琴のエピソードでは「やりたいことやるためにちゃんと仕事をしておくのが大事だと思うんです。だからこそやりたいこともできる。私30歳の時に大病を患いまして、手術して入院したりしているんですね。なので、余計にやりたいことはちゃんとやろうと思っていて」

その病気で入院した際に、個室病棟でも仕事ができたことからその後妊娠、出産の際にも在宅勤務1号として名乗りをあげ、総務省へテレワーク推進活動のレポートを提出するなど、「やりたいことをやるために仕事をする」を貫く姿勢をお話ししました。

西田さんは今の奥様と出会われたことが一番の転機。
「京都でバンドマンをしていて、メジャーデビューをしたものの泣かず飛ばすの時期が長く、みんな「すごいね」って言ってくれるけど、その「すごいね」を言ってくれる人のほうがきちんと会社に行って、稼いでいる。大きな借金を抱えて、就職したんです。それは英会話学校だったんですが、そこで今の奥さんと出会いました。」
毎月返済のためデート代も何も出せなかった西田さんに、「あなたは絶対大物になる」と毎日言ってくれたそう。
そして今では会社を興し、いくつもの会社の取締役を兼務するほどの立場に。結婚して3人のお子さんと幸せに過ごしている西田さん、そんな奥様は現在結婚相談所を開き自営し、
「僕、奥さんと子供が大好きで、主夫になりたい、って思ってたんですね。そしたら妻が週末仕事に出るので、僕は土日完全に土日主夫生活。いや、本当に大変です。世の中の主婦の方、本当にすごい」
経験者でなければ語れない言葉を聞かせてくださいました。

「他のお二人に比べて私は普通の会社員なので…」との前置きでお話を始められた伊藤さん。伊藤さんはSEとして日立ソリューションズにお勤めで、現在ライフスタイルイノベーション本部、働き方改革エバンジェリストとして現在ご自身でも週2回のテレワークの実施を始め、社員の皆様の働き方改革を推進されています。
「うちの会社でもテレワークは3年前にやっと解禁になったところです。それまではその制度自体もあったけれど、育児、介護など理由がある人か、課長以上の役職の人しか認められてなかった」とのこと。その中で、働き方改革推進の世の流れもあり、会社の方向性や方針もかわってきたそうです。

「わたしはそんなにモチベーションも高くないし、特にやりたいことってなかったんですよね。」

「会社の中で研修があって、目標を立てろ、というお題がありまして。私は今やっていることにほんのちょこっと、伸びしろある分だけの見える範囲での目標しか立てなかったんですね。そうしたらですね、M社のコンサルティング。さすがコンサルティング会社だけあって見抜かれたんですね。『本当にやりたいことを死ぬ気で考えろ』って。その研修が夏休み直前だったので、夏休みの間に考えられるでしょう?って。
夏休み中ずっと考えたんですよ。それで出た答えが「働き方を変える」でした。」

「で、そこから一人称で発信。自分から言い続けてたんですね。それが仕事になった」

「会社の中にいても、意外とできることってあるんですよ」

東京でも大都市の中に生まれ育った藤野さんは、都内でコンサルティング会社員お勤めで、バリバリとお仕事をされていた経歴をお持ちです。
あるとき、奥様のご実家のある、愛知県の幡豆という、山も海も田んぼもある場所に宿泊した時にうるさくて寝られないくらいの蛙の鳴き声をきいたとき「うるさすぎて寝られないなんて、サイコーだなここ!!」と思い、その幡豆に転居したのがおおきな転機になったそう。

「はたらく」上で大事にしている思い

大事にしていること、というキーワードから伊藤さんの旦那様のエピソードが飛び出しました。

「うちの主人が150年生きるって言ってるんです。もう、何年も前から。それは人生100年だと思って生きていると、これだけ長寿が当たり前になっていると、150年生きられるかもしれないのに100年で終わり、と自分で決めてしまうことになるから。最初は「ふーん」って相手にもしなかったけれど、最近なんだかそれもそうかな、と思ってきていて。途中で息切れしない、ずっと続くと思って続けるのも大事かなと思っています」

そのお話を受けて、藤野さんからも。
「仕事って言うと、新しいこと初めたらお金にしなきゃいけない、って既成概念があると思うんです。本の中でもインタビューしているキンコンの西野さんとも話したんですが、お金って信用の面積だよね、って。お金にならない仕事は仕事じゃない、って考えがちですけど、でもね、よく考えると後からついてくるんですよね。『これしてもらったからお返ししなきゃ』っていう気持ちが働く。」

「お金も大事だけど、そのベースとして信用がある。社会のつながりの上で成り立っている。」

やりたいことってどう見つけるの?

会も終盤に差し掛かり、会場からQ&A出たご質問にお答えしていただきました。

「まちづくりの活動などしている中で大学生にあったりすると、『やりたいことがない』って言うんです。本当にやりたいことがないのか、それを探り出す方法を教えてください」というお題に対しての回答は

「人間には『直感』と『論理』があって、何かを判断するときにはそ「楽しそう」「面白そう」の直感を、「やっぱりできないんじゃないか」「自分には無理なんじゃないか」っていう論理が邪魔をします。できるだけ、自分の「たのしそう!」「やってみたい!」という『直感』に素直に行動できるか、が自分を大事にすることだと思うので、それを見つけられるといいですよね」

「まずはやりたかったことを毎日50個でも100個でも書く訓練するといいですよ(笑)」とのことでした。

何かするのに、辞めなきゃいけない?

会社員、フリーランス、副業…いろいろなはたらき方や選択がある中、それを模索し会場に来て下さった方もいらっしゃいます。そんな参加者の皆さんへ、藤野さんから

「実はいま、いやな仕事だけど、給料もらっているから仕方ない、っていう感じで同じ会社に勤め続けている状態ってある意味ベーシックインカムをもらっている状況だと思うのです。だからといって、そのベーシックインカムをいきなり手放して誰もが起業する、というのは難しい。その意味で、まずは手近なところでJobHubのように複業という考え方をバックアップしてくれるサービスが出てきたんですよね」

「その人その人の幸せの形ってやり方も違うから、それぞれが見つけられたらいいんじゃないかな」

働き方、お仕事の仕方は人それぞれ。
自身が会社の中や組織の中で、すこし「はみ出して」今できることをすることで少しずつ変えていくことができる、そんなことを持ち帰ってもらえたイベントになってもらえたかと思います。

そして、そんな藤野さんから「破格の価値」と言われた「ライター育成講座」が、この10月から3時間×4回シリーズで始まります!自分の思いを書くこと、伝えることができるのは大事、そう思っていただける方に、ぜひご参加いただけたらと思っております。

【Job-Hub講座】初心者歓迎:ライティング講座

また1年後に、同じ方にご参加いただいてこの1年の答え合わせをする、成長をみんなでシェアするイベントが開催できたら、と思っています。
その際にはぜひまたご参加下さい!