Pickup Team Job-Hub コラム

【レポート】ABEJA Cloud AI Night@名古屋に行ってみた


AI技術の集積・解析・プラットホームを提供する株式会社ABEJAさんが開催する【ABEJA Cloud AI Night】。名古屋では2018年3月から西川コミュニケーションズ(nico)さんが手を挙げて「22日」縛りで共同開催されています。

先日、10月22日に、開催されたその【ABEJA Cloud AI night】に、Job-Hubの大池が登壇してAIアノテーションについてお話させていただきました!主催のABEJAさんにレポートの掲載を許可していただいたので、Job-Hubマガジンをご覧の皆様にもご紹介いたします^^

当日のラインナップ

当日のラインナップはこんな感じ。じゃじゃん。

時間 概要 登壇者
18:30 開場・受付開始
19:00 開始・会場案内
19:05 「リリースから半年、ABEJA Platformアップデート情報!!」 株式会社ABEJA
Marketing Director 小島 英揮さん
19:30 「配送ルート最適化の為のAI開発の今と未来」 株式会社オプティマインド
高田 陽介さん
19:55 「機械学習に欠かせないアノテーション!! 〜アノテーションあるあるを添えて〜」 株式会社Job Hub
大池 牧子さん
20:10 「nicoでのAI人材育成取り組み」 西川コミュニケーションズ株式会社
伊藤 明裕さん
20:25 LT1「太陽光パネルの発電消費量を予測してみた」 有限会社スクラッチソフト
川路 義隆さん
20:35 LT2「AI vs RPA?RPAでどこまで出来るかトライしてみた」 アントベアクリエイツ合同会社
森田 諭さん
20:45 懇親会(飲み物と軽食を用意します)
21:30 解散・撤収(みんなで片付け)

話題のベンチャーから老舗の印刷会社まで、錚々たるAIのメンツです…。

ABEJA 小島さん「ABEJAって何している会社?」

主にはAIのプラットホームとSaaSのサービスを提供されているABEJA社ですが、そのクライアントは製造業からサービス業、エネルギーインフラ企業まで幅広く多業種。特にサービス業では本番環境のクライアントが多く、顔認識から男性・女性、年齢までも推定する画像認識&分析処理の技術を用いたシステムを提供しており、データから得た分析のケースを納品しているとのこと。

実際に現場導入する際にはその「集める情報が本当に欲しい情報への答えを持っているのか」が情報解析の課題となるため、策定の際に一番心を砕く、とのことでした。

一万人ものアノテーターを抱え、その中でアノテーションを進めているとのこと。それでもアノテーションはまだまだ人の手で行うため、その基準がぶれるとアノテーションの精度も揺れてしまうため、アノテーションのクオリティを保つ、ヒドゥンコストが大きくなるけれども重要、というお話がとても印象的でした。

(アノテーションがどんなものかに関しては、Job-Hub大池の話の中で少し触れますね。)

 

オプティマインド 高田さん:ラストワンマイルをつなぐ

いまや名古屋市内のベンチャーイベントに引っ張りだこのオプティマインドさん。名古屋大学発の学生ベンチャーということ話題性も高く、2018年初頭の日本郵便初のオープンイノベーションプログラム「POST LOGITECH INNOVATION PROGRAM」Demo Dayにおいて最優秀賞を受賞したことで名前も一気に全国区に。

オプティマインド社は配送のあと一歩、「ラストワンマイル」のルートを最適化するAI開発を手掛け、今まで人の手によって作られていて、ベテランの腕にかかるところが多かったのですが、そこをシステム導入でなんとベテランも新人も同様に設計できるようになったそう!

今回のイベントの登壇者の中で少しだけ違ったのは、BtoBのサービスではあるものの、AI技術がそのまま提供されるのではなく現場でそのまま使用される形態で、実際の配送に使われるサービスとして提供されていることでした。オプティマインド社を始めた松下社長は「学校での勉強と現実に求められる情報解析と活用に乖離がある」ということに疑問を感じ学生起業した、という経緯をお持ちです。今回は<ラストワンマイル>への挑戦でしたが、もしかしたら、情報の収集と解析はまだまだほかの分野に広がっていくかもしれません。

西川コミュニケーションズ 伊藤さん:共通言語としての『AI』

もともと東京で開催されていたABEJA Cloud AI nightに参加し、「名古屋でやりたい!」と手を挙げて自社開催となったとのこと。

西川コミュニケーションズさんは老舗の印刷会社ですが、業界の将来を案じたときに先進性のあるものを取り入れていかなければならない、と考え、全社員AI元年として東京大学で人工知能の権威、松尾豊先生の著書を350冊(!)全社員に配布。ITパスポートの資格取得を推奨し、社内での部署内・部署外での勉強会を開催してAIを社内の共通言語にまで引き上げたとのこと!

実際、それの施策を実施してから「この作業ってAIでできるんじゃないの?」という会話やアイデアなどが社員から出てくるようになり、効率化、業務改善に対して一層意識が高まったとか。共通言語にまで引き上げる、ってなかなかで着ないことだと思います。

Job-Hub 大池の登場です。

アノテーションのお話はABEJAさんに続いて2件目。この4月にパソナテックより分社独立したJob-Hubではクラウドソーシングを提供していますが、そのクラウドソーシングと並行してアウトソーシング、いわゆる企業からの直接受注のお仕事を在宅ワーカーさんへ依頼することも業務としており、その中でAIの教師データと呼ばれる、AIに知識を「食べさせる」ためのデータを作成するお仕事を多くいただいています。

ちょっとABEJAさんのアノテーションのお話とかぶってしまうかと思いきや、そこはワーカーに近いところにいるJob-Hubならでは「アノテーションあるある」の話題も飛び出してきました。まずは「アノテーションとは?」というお話から。実際にJob-Hubでお受けしているお仕事の内容などをお伝えしながら、最近のお仕事の傾向などをお話しさせていただきました。

画像データとして囲むものが、道路や車、人が多かったのですが、最近はスポーツ選手や路上に落ちているもの等多岐に渡ってきたこと、以前は四角形で囲んでいたものが、頂点が複数の図形に変化したりと、「囲むもの」や「囲むかたち」に対して変化が出てきています。

そして…

Job-Hubからアウトソーシング業務で受託された方はご存知と思いますが、アノテーション作業は、ほぼ同じような画像を同じような作業で囲む、同じ動作の繰り返しで、実生活にも影響があります。。そんな「アノテーションあるある」の一部を紹介。

と、笑いで占めたJob-Hubでしたが、アノテーションはそのデータが基準となり、世の中の標準となっていくような大事なデータなので、<精度>が大事、という点ではABEJAさんと同じ結論でした。

Job-Hubの全国のワーカーさんは、こちらが出す厳しい条件にも、大量のデータにも負けずめげずに最後まで粘り強く、正しいアノテーションをして納品してくれています。本当に頭の下がる思いです。

Job-Hubアノテーション、ぜひご活用ください^^

 

今後のイベント

次回は2019年1月22日に同様に西川コミュニケーションズさんで開催(ただ、西川コミュニケーションズの伊藤さんは当日会場での発表の際に初めて聞いたそう。笑)、参加者には広く門戸を開いてくださいますし、ご興味ある方はぜひ参加してみてほしいと思います。

なんとこのイベント挙手制で次の登壇者が決まるということなので、我こそはという方は是非立候補してみてください!

そして2019年3月には「CONFERENCE SIX」がグランドプリンスホテル新高輪で開催、なんと、来月11月にははラスベガスで開催だそうですよ!ご興味ある方、ぜひ!!