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【在宅ワーク】介護×時短勤務 ~私のはたらきかた~


※新型コロナウイルスの感染の危険もありながら、最前線で働いている方々に心より感謝いたします。また、新型コロナウイルスに感染された方々には一刻も早い回復を願います。

こんにちは!パソナJOB HUBでスーパーバイザーをしている、カワクボです。

前回までの在宅ワーク体験記事は読んでいただいてますか?
いろいろ参考になると思うので、まだ読んでない!!という方は、ぜひこちらから読んでみてくださいね。

さて、新型コロナウィルスの影響もあり今は大勢の方が在宅ワークをしていらっしゃると思いますが、私は昨年、一足早く在宅ワークを経験することになりました。今日はそのときの体験談をお話したいと思います。同じような経験をされている、またはこれから経験するかもしれない方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

突然の介護、、、「退職します」

昨年、突如祖母の介護が必要な状況になりました。予想外のことに正直ショックでいろいろ悩みもしましたが、家族との時間を大切にしたいという思いから、在宅介護を選択しました。

これから先のこともわからないし、介護をしながら仕事のことを考えるのは無理じゃないか?みんなにも迷惑をかけたくない。。迷った末、上司には退職を申し出ました。

もうそれしか選択肢はないと思っていましたが、上司から「辞めるのを決める前に、少し働き方を一緒に考えてみようよ」と言われ、ありがたいことに退職ではなく、一時休職か状況が落ち着いてきたら時短の在宅ワークではどうか?という提案をもらいました。会社との話し合いや調整を行った結果、いったん介護準備のために一時休職、その後様子を見ながら1日2時間を目安に在宅ワークを開始する、ということになりました。

仕事内容についてはおいおい調整していきましょう!ということで、メンバーにも私の状況を説明し、理解してもらうことができました。

いざ介護準備!せっかくなので楽しくしたい!!

休職した当初は、半月かけて病院との調整と自宅の介護準備を行いました。病院と連携して在宅介護を行うため、看護師さんや医師とのスケジュール調整、介護用ベッドなどのレンタル手配、デイケアサービスの申込など、やることは盛りだくさんでしたが、家族で協力して進める中で一体感がより強まっていったように思います。家族との絆を再確認できました。

そんな中ずっと意識していたことは、せっかくなので楽しくしたいな!ということ。通いの仕事をしていると家族と住んでいても、一緒に過ごす時間はなかなか取れません。この機会に家族との時間を大切にしたい。そう思うと、介護準備も苦にはなりませんでした。

時短勤務で復帰するために試したこと

介護準備が整い、介護を中心とした日々の生活サイクルがある程度決まってきて慣れてきた頃、試しに少しずつ在宅で仕事をやってみよう!ということになりました。

休職中も定期的に上司とは状況を連絡するようにしていたので、自分が仕事の時間を作れるタイミングを計れたのは良かったです。

私のようなスーパーバイザー職(プロジェクトのマネジメントを行う管理者)が在宅ワークをした実績は今までなかったので、まさに手探り状態でのスタートでしたが、この経験がロールモデルとなって、きっと今後同じような経験をされる方の参考になるはず!という思いもありました。

お休みしていた間のプロジェクトの状況把握のために、まずは1日1時間程度使って、担当メンバーからヒアリングをしたり、Slack等のやり取りの経緯を確認したりしながら、今後の在宅ワークで私が何をやるか、上司やメンバーと相談しながら決めていきました。

この時はホントに浦島太郎の気持ちだった

自分でも何の作業がどこまでできるか最初は分からず、とにかくやれそうなことから始めてみることに。

ただ、休職している間の動きが早すぎて、1日2時間という限られた時間で更新された情報を理解するのにとても苦労しました・・・。

介護×時短勤務 ~ある日のスケジュール~

時短勤務も含めた1日のサイクルはだいたいこんな感じでした。


♦6:00

 起床
 祖母の顔を見に行く
 自分の身支度

♦6:30

 おむつ替え
 清拭、乾燥防止のために全身にクリームを塗る
 尿・体調チェック

♦8:00

 朝食づくり
 ごはんを食べさせる、自分も一緒に食べる

♦9:00

 病院から状況確認の電話が入り、尿・大便の量・色、体調などを報告
 洗濯、リハビリ運動

♦9:30

 お薬を飲ませる
 おむつ確認

♦10:00

 看護師さんたちが来て点滴など

♦11:30

 お昼ごはんづくり
 ごはんを食べさせる、自分も食べる
 お薬を飲ませる
 おむつ替え

♦13:00

 デイケアサービスの方が来てお風呂に入れる

♦14:00

 仕事

♦15:00

 おむつ替え
 お水を飲ませる

♦16:00

 仕事

♦17:00

 おむつ替え
 お水を飲ませる
 洗濯物取り込み

♦18:00

 夕食づくり
 ごはんを食べさせる、自分も食べる
 お薬を飲ませる
 話をする

♦20:00

 自分の休憩

♦21:00

 おむつ替え
 お水を飲ませる

♦22:00

 お薬を飲ませる
 掃除

♦25:00

 就寝

在宅介護×在宅ワーク×時短勤務 という組み合わせた働き方への挑戦。
全てが中途半端になってしまわないよう、緊張しながら仕事への復帰が始まるのですが、いきなり壁に当たります。

“浦島太郎”問題?!

完全にお休みしていたのは半月ほどでしたが、仕事に復帰してみると、状況は目まぐるしく変化していて、すでに“浦島太郎”状態になっていました。

介護や生活が中心になっている頭と、復帰をしても家で仕事をしなければならない状況。以前のように気軽にオフィスにいるメンバーへ聞くことができず、一人で混乱することも多くありました。

復帰してからも、状況を確認するのが1日空くと全然追いつけなくなってしまうので、当初は状況把握だけで結構な時間がかかってしまいました。

限られた時間で更に焦る

もともとJOB HUBアウトソーシングのチームに入っていたので、社内は東京・名古屋・松山での連携をしながら、全国のJOB HUBタレントさんともリモートコミュニケーションが普通だったのですが、社内での時短勤務×在宅ワークでの連携はみんな初体験でした。

時短リモートの中で、コミュニケーションにおいての課題がいろいろありました。例えば、作業をやるうえでの微妙なニュアンスが伝わらなかったり、最終的にどうしたいのか、という完成形のイメージが違っていたり、お互いに言葉足らずなところから発生する食い違いも少なくありませんでした。

“浦島太郎”が無理なく仕事するために・・・

問題が発生したら、ただ焦っても仕方ありません。一つ一つ解決していくことにしました。

メンバーと相談したり、上司とも電話で密に連絡は取り合っていたので相談したりしながら、徐々にこの状況に慣れ、わかることから着実に対応していこうと思いました。

私がやっていたことは、とても基本的なことですが、わからないことがあればとにかく尋ねること、タスクは手書きで洗い出し完了したものは消していくこと、の2つです。

とにかく尋ねる

Slackなどのやり取りは一応すべて確認するものの、わからないものについてはとにかく尋ねる、どういう意味?って質問する。
質問することでお互いに足りない情報や認識のズレを把握することができるので、その後のやり取りがスムーズになっていきました。
分からないことを確認する浦島

タスクを手書きで洗い出す

JOB HUBのメンバーから聞いたことは必ずメモを取って、読み返しながら整理する。
タスクは手書きで洗い出し、完了したものは斜線で消していく。
私は手書きのほうが頭が整理できて、また、斜線でタスクを消すときには「自分頑張ったー!!」とテンションが上がるので、このやり方が気に入っていました。
タスクを消していく浦島

“浦島太郎”の時はとにかく気持ちが焦ってしまうけど、「焦っても仕方ない、ロボットじゃないんだから少しずつできることをやろう、一つ一つじっくりやろう」と考えるように意識していました。

物事を進めるときに全体像を見ることは大事なことですが、“時短×在宅ワークの浦島太郎”がそれをやると、逆にしんどくなってしまいます。まずは目の前のことを着実に、という意識改革で割り切ることも大事だと理解しました。

時短×在宅ワークでもできる仕事とは?

今までフルタイムでしていたスーパーバイザーの業務内容を、時短でそのままマネジメントすることはできません。時短×在宅ワークでもできる仕事をメンバーと相談しながら決めていきました。

締めきりが短い作業は難しい

正直なところ、締めきり3日以内の作業は難しかったです。介護によって突発的にお休みをもらったり、1日2時間という中で締めきりが短いとなると間に合うかどうか分からなかったり。

社内メンバーへも相談し、指定の期間は固定の作業に2時間充てるなどの調整をしたことで、1週間同じサイクルの作業を続けることができました。加えて1つの作業を任せてもらえたことで進捗が見えて調整がしやすく、心の余裕も生まれました。

マニュアル作成などのイメージが曖昧な作業は難しい

業務のマニュアル作成の作業も挑戦したのですが、時間だけがかかってしまいました。全体を理解したうえで作成する必要のあるマニュアルでは、「どのように記載すればわかりやすいか」という情報が足りなかったのです。

社内メンバーへ相談し、依頼する時にイメージが抽象的な作業は避け、明確に結果が分かる作業を依頼するように調整しました。

例えばプロジェクトの検証や、メール文面の校正、手順書やマニュアルのチェック、また社内での定期的にチェックが必要なもの、などです。当日にならないと稼働可能時間がわからない時期もあり、Slack等で密にやり取りしながら業務調整を行いました。

新しいはたらき方を自分が経験して見えたこと

おばあちゃんと一緒に過ごせる時間が作れた
今回、会社や上司、周りのメンバーの理解を得て、介護×在宅ワーク×時短勤務をやってみた結果、何より嬉しかったのは、おばあちゃんと一緒に過ごす時間が長く作れたということです。
家族の様子が見える、何かあればすぐに対応できるというのは、私にとって何物にも代えがたい貴重な環境でした。

在宅介護を自分が経験したからこそ、細切れの時間で仕事をする場合に作業と作業の間に時間が空くので前やっていたことを忘れてしまう、集中力の維持が難しい、などの実態があることも身をもって体感しました。

逆に、時間の調整がしやすいというのは在宅ワークの最大のメリットであり、調整がきくということが、私自身の心のゆとりにもなっていたように思います。

今回の働き方を経て、在宅介護の在り方から「こういう仕事だったら在宅介護をしている人にお願いしやすい」というのも見えるようになりました。

心の余裕と時間の有効活用がポイント

介護に限ったことではありませんが、何かをしながら仕事をする場合、心の余裕と時間の有効活用がポイントになってくると思います。

生活であれ仕事であれタスクがたくさんあって、さらに調整がきかない状況下では焦りが生まれ、そのひっ迫した状態がストレスになって自分を圧し潰してしまいます。

タイムスケジュールの立て方を工夫したり、自分なりの気分転換の方法を見つけることが大事だなと実感しました。私の場合、気持ちがちょっとしんどくなったときには、夜中に30分程度海沿いとか普段走らない道をドライブすることが良い気分転換になっていました。

また一緒に仕事をする仲間が、私の状況を理解し、協力し、気遣ってくれたことも、私の心の余裕に繋がっていました。

これから私ができること

この体験が、介護をしている人や、介護でなくても通常のスタイルで仕事ができない人への手助けのヒントになれるかも、という思いを強く持っています。

介護は、育児と似ているとよく言われますが、育児に比べて話を聞いてもらう場もあまりないですし、人から聞かれることも少ないのが現状です。これがきっかけで、人に話せるようになったらいいな、そして私が発信することで、みんなが話しやすくなったらいいな、と思います。

自分が経験したことは何らかの形で活かしたい、「はたらくをもっと自由に」というコンセプトで多様な働き方を支援しているJOB HUBだからこそ発信できる、とも思っています。

さいごに

いかがでしたか?
この体験談が、自分らしい働き方を模索している方たちの参考になれば幸いです。

JOB HUBは、個人それぞれのライフスタイルに合わせた自由な働き方を応援しています。

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