【デザイナー】VRコンテンツで遊んでみた:Useful Design Tools Vol.08

2015.06.22 | JOB HUB編集部

REMOTE WORK

今回はVR系デバイスを使ってちょっと色々遊んでみようと思います。VRと言えばOculusですが、個人で手に入れるのは現時点ではやや敷居が高いため、今回はMilboxというダンボールゴーグルを使ってみたいと思います。スマホさえあれば誰でもサクっとVR体験ができるので、入門用として最適です。

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何を買えばいいの?

今回はたまたま手元にMilboxがあったのでこれを使いますが、似たようなダンボールゴーグルは実は他にもいくつかあります。まずはそれらの入手方法からご紹介しましょう。

Google Cardboard


Googleが用意しているVRコンテンツに関するサイト。Viewerと呼ばれるゴーグルを購入できる上に、それを使ったAndroid用のコンテンツ、また開発者用のコミュニティも用意されています。Viewerは基本的にはただのダンボールを使った箱であるため、PDFをダウンロードして自作する事もできます。自作する場合はレンズ部分の調達が少々手間ですが、100均で売ってるルーペなどで代用できるようです(参考記事)。
Google Cardboard

Milbox


今回使うのがこちらのMilbox。2つのレンズが付いており、立体視ができます。またサイト内にはiOS, Android向けのアプリが紹介されており、これらをダウンロードする事でVR体験ができます。対応しているスマホはiPhone 6程度のサイズまで。6 Plusなどのいわゆるファブレットクラスになると、筐体に格納できないので注意が必要です。
Milbox

ハコスコ


こちらは立体視という意味でのVR体験というよりは、周囲をグルっと見渡す事のできるパノラマVRコンテンツ向けのゴーグル。サイト内で販売されている一眼モデルというのがそれに当たります。立体視をしたいのであれば二眼モデルがいいでしょう。
ハコスコ

簡易型VRシステム

100均に売ってるルーペだけを使って、簡易型のVRデバイスを作る事もできます。この場合画面を覆う箱が無いため、やや没入感に欠かもしれませんが、とりあえず体験してみたいという場合にはイイかもしれません。手間も予算もあまりかからないのがナイス。
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試しに遊んでみよう

道具を用意できたら早速遊んでみましょう。とりあえずおすすめのコンテンツをいくつかピックアップしてみました。アプリ形式のものと動画形式のものに分けてご紹介します。

アプリ形式

コンテンツがスマホ用アプリとして提供される場合、頭の動きやプレイヤーの操作などの要素が加わり、世界への没入感が高まります。またスマホ内でポリゴンがリアルタイムレンダーされるため絵も綺麗です(使われているエンジンにもよりますが)。ただしスマホ本体がゴーグルの中にスポっと収まってしまう性質上、プレイヤーに出来る操作はせいぜいが視点移動のみです。このあたりは専用のVR HMD(後述します)を使った本格的なゲームに比べると、どうしても劣ってしまいますね。

  • Jurassic Virtual Reality (VR)・・・恐竜がウロつく庭を散歩するゲーム。
  • Roller Coaster VR・・・ジェットコースターに乗るゲーム。ケツがヒュンとします。
  • VR Jump Tour・・・ゴーグルを付けてジャンプすると、地上数10mの高さまでジャンプして落下するというゲーム。国産アプリで、国内の数カ所でジャンプできます。
  • Go Karts – VR・・・カートに乗ってレースするゲーム。運転はオートパイロットなので基本的に周りを観るだけのゲーム。

※手元にiPhoneしかなかったので、全てiTunes App Storeへのリンクになります。Androidユーザーの人すいません。

動画形式

動画形式の場合、基本的にはユーザーは受け身のスタイルで動画を見るだけであるため、自分で移動したり好きな方向を見たりはできません。けどYoutubeで「VR」や「Cardboard」といったワードで探すとコンテンツは山ほど出てきます。中には3Dメガネを付けて観る事を想定して作られた映画やドキュメンタリーなどのコンテンツもあります。しかもゴーグルを使ってみる3Dコンテンツは、3Dメガネに比べると圧倒的に立体感で勝り、また没入感もあります。いくつかオススメの動画を紹介しましょう。

立体視動画

立体視用に左右のチャンネルのある動画。閲覧方法は違いますが、情報量的には映画やTVの3Dコンテンツと同じものです。

360°パノラマ動画

スマホのYoutubeアプリなどで観る事で、向いている方向の風景を観る事ができます。

JOB HUB編集部

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